ペットショップの店員さん曰く、「猫は我慢強い」生き物なので、病気や不調を隠しがちなんだそう。という事は、飼い猫の健康チェックは飼い主がしっかりしないと…!
今回は、猫の健康チェックについて、日頃行っている事を書き記したいと思います。
猫の健康チェック項目
我が家で行っている健康チェックについて、リストアップしてみました。
- 目ヤニが出ているか
- 白目が充血していないか
- 鼻水が出ていないか
- 口臭がキツくなっていないか
- 耳垢に異常が無いか
- 足の裏を怪我していないか
- 排泄物の状態・回数などに異常が無いか
- 体重の増減があるかどうか
それでは、個別に見ていきたいと思います。
目ヤニが出ているか
目ヤニが出る事自体は何らの不自然もありませんが、「大量の目ヤニ・色のおかしい目ヤニが出ている」となると、病気(角膜炎・結膜炎など)の可能性があります。
日頃、出ている目ヤニの大きさや色を把握しておいて、異常が無いかどうかを毎朝チェック。上記写真の様にケージの3Fに居てくれている時は、目の高さと合うのでチェックしやすいですね。
ちなみに、目ヤニが出ている場合は「1日2回のブラッシング」の際、指で取ります。また、お風呂に入れる際にも取っています。
白目が充血していないか
白目の部分や瞼(まぶた)の内側が充血していないかどうかを調べます。これは、結膜炎などになっていないかを診る為です。
ただ、プリューシュは暴れやすい為、大人しく瞼の内側を見させてはもらえません…。目をパチクリさせている時や何かの拍子で一瞬、見えるかな~?ぐらい。
なので、「白目の部分が充血していないかどうか」だけを見ています。
鼻水が出ていないか
垂れる程の鼻水が出ていないかどうかを調べます。これは、猫風邪などにかかっていないかどうかを診る為。
ちなみに、「鼻水は病状が進むと色が変わる・粘つく・膿や血液などが混じる」様になるそう。症状が重そうに見える場合は、量だけでなく、他の部分でも鼻水の状態を見ておいた方が良さそうです。
毎日プリューシュの鼻を見て、「鼻水が垂れていないかどうか・くしゃみの回数が増えていないか」などをチェックしています。
口臭がキツくなっていないか
口臭がいつもよりキツくなっていないかどうかを調べます。これは、歯槽膿漏や口内炎になっていないかどうかを見る為。あとは、連動して胃腸の状態が悪くなっていないかを見る為です。
口臭に関しては、プリューシュが口を開けた時に、鼻を「スッ…、」っと近づけ、ニオイを嗅いでいます(!)
本人が口を開くタイミングでしか調べられていませんが、まぁ…、しないよりはましかなと思って続けています。
耳垢に異常が無いか
耳垢が付いていないかを調べます。普段の耳垢と違い、「粘りがある・ニオイがする・色が黄色」の場合は外耳炎・耳ダニなどの可能性があります。
プリューシュはあまり耳垢が出る猫ではないのですが、それでも時々、見受けられます。状態としては、「指で伸ばすとのっぺりしている」・「目ヤニよりも色の薄い焦げ茶色」・「無臭」が多いですね。これが普段の状態なんだろうと思われます。
足の裏を怪我していないか
体調チェックとは少しずれるかもしれませんが、足の裏をチェックしています。これは、床に落ちた物で足を切ったりしていないかなどを見る為。
画像の通り、足の裏を怪我している事がありました。非常に小さな傷で、本人は全く痛がっていないとはいえ、出血したのは確か。後ろ足ですので、おそらく、床に落ちていた何かによって傷がいったのでは………。
こういう事に気が付くと、より一層、床の掃除を念入りにしようと思います。
排泄物(尿・便)の状態・回数に異常が無いか
排泄物は体調チェックをする良い判断材料になります。排泄物の状態を見る事により、各臓器の機能低下・病気・寄生虫などによる体調悪化の原因を探る事が出来るからです。
排泄物の状態は、「尿であれば色の変化・ニオイ・量・回数など」を見ます。また、「便であれば、硬さ・ニオイ・量・回数・毛の混入具合など」を見ます。
排泄をしたら健康手帳に記述をし、気になる事があればそれも書いておきます。
体重の増減があるかどうか
体重の増減があるかどうかを調べます。例えば、夏バテで食欲が無いといった時には頻繁に体重を測ります。短期間で体重が減り過ぎている場合は、動物病院に連れていくべきという判断基準になります。
体重に関しては、毎日測っている訳では無く、時々ですね。子猫の時は短いスパンで計測していましたが、1歳を超えて体重がある程度安定してきた今は、月に2,3回程度の計測になっています(体調に不安がある時は、その限りではありません)
健康チェックは家族全員で
ここまでは健康チェックの為の項目を挙げてきましたが、こういったチェックは飼育しているのが複数人ならば、全員で健康チェックする方が良いです。というのも、一人だけでチェックしていると、自分では気が付かない部分がどうしても出てくるからなんですね。
自分では見ていなかった部分を、他の人が見ると「これはおかしい」と気が付いてくれる。仕事でも何でもそうですが、ダブルチェックは「最悪の事態の予防策」として非常に有効な手段なのです。
また、体調不良に気付く事だけではなく、原因について答えを導き出してくれる事もありますので、是非とも家族全員での健康チェックをお勧めします。
最後に
飼い猫の健康は飼い主が積極的に守っていく事で、将来的なリスクを減らす事が出来ます。毎日飼い猫の状態を見ていれば、意外と変化に気付くもの。早期発見・早期対応が出来る様に、日頃から飼い猫の健康チェックをしていきましょう。