プリューシュは2023年4月、5歳になりました!

猫(長毛種)のお尻周りの毛をカットする【ハサミ・電動バリカン】

猫用ベッドで眠るプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫である。

プリューシュのお世話の一環として、お尻周りの毛のカットが挙げられます。大暴れで抵抗されていますが、「やるしかない」の精神で何とかやり切ってます………。

今回は、「何故、お尻周りの毛をカットするのか?」という理由やカットの道具・方法などについて書き記したいと思います。

何故、お尻周りの毛をカットするのか

「猫のトリミングなんて難しそう…。しかも、お尻周りの毛を?」…実際、猫のトリミングは難しいです。でも、トリミングをするのにはちゃんとした理由があるんですよ。

お尻周りの毛をカットする理由
  • 排泄物による汚れ(排泄物の付着・ぶら下がりなど)を防ぐ為
  • 汚れの確認をしやすくする為

お尻周りの毛をカットするのには、こういった衛生を保つ為の理由があるからです。

お尻周りの毛を放置すると地獄を見る

「お尻周りの毛をカットする事が、そんなに大事なの?」と、疑問に思う方もいらっしゃる事でしょう。そんな方の為に汚れるとこういう事が起きるよ、という話をしましょう。

お尻周りの毛が汚れるのは「足の開きが悪かった」・「排泄物の状態が悪かったから、キレが悪くて周りに付いた」・「お腹を壊していて周りにはねた」・「トイレが狭かったから排泄物に当たった」…等々の理由によって起きます。

まぁ…、汚れるとは言っても、固形状の排泄物なら、まだましかな。排泄して直ぐならティッシュペーパーやペット用ウェットティッシュで取れば汚れない事も多いから。或いは、乾燥して取りやすくなる事も無いでもないし…(でも嫌だけど)

しかし、ユルユルの排泄物であったなら、即刻、お風呂に入れるしかありません。「拭けば取れるかも?」とユルユルをティッシュペーパーで拭えば、毛に絡まって奥まで汚れるという惨劇になるからです。

仕方が無いとお風呂にいれるとしましょう。しかし、猫は基本、水に濡れるのが嫌いです。お風呂を拒絶する猫であるなら、「お風呂に入って汚れを落とす」という行為が飼い主さん・飼い猫にどれほどの負担であるか…。容易に想像出来ますよね。

悲劇に遭いやすい長毛種

とはいえ、こういった事は短毛種だろうと長毛種だろうと、どちらも変わりなく起こりうる事。

しかし、短毛種と長毛種で比較すると、長毛種の方が悲劇に遭いやすい。何故なら、長毛種は「毛が長い・ボリュームがある」ので、排泄物が猫砂へ落下するまでに周囲の毛に当たる確率が高いのです。

後処理が非常に大変ですので、長毛種を飼っていらっしゃる方は、積極的にヘアカットをする事をお勧めします。

お尻周りの毛をカットする方法

ここからは、お尻周りの毛をカットする方法について記したいと思います。

ハサミで切る

寝ている時にお尻の毛を切られるプリューシュ。毛を切る時にはハサミとコームを使用。

プリューシュが我が家に来てから、1歳2ヶ月位までの話。その頃は、「プリューシュが完全に眠っている時、コームでガイドラインを作りながら、余分な毛をハサミでカット」していました。この切り方だと、ラインが真っ直ぐになり過ぎてしまって、若干違和感がありました(笑)

それにしても、この頃は楽だったなァ…。爆睡も爆睡だったんですよ、本当に。寝ている間は爪も切れたし、毛も伸びてきたら切り放題(!)でした。

猫用電動バリカンで切る

1歳2ヶ月を超えた辺りから、眠っている時に起きる事が増えてしまい、ハサミでカットする事があまり出来なくなりました。それでも何とか隙を見てカットしていたんですけど、危ないと感じる事が増えて、ハサミでのカットはやめました。

それで、代わりに使うようになったのが、「ドギーマン ホームバーバー エキスパートスタイル コンパクト」の猫用電動バリカン。これは肉球周りの毛を切る為に購入したものです。

ケージの天井に上るプリューシュの画像。 毛玉の絡まりと毛玉ケア対策(ブラッシング・猫用電動バリカン)について

我が家ではこちらをお尻周りの毛のカットにも流用しています(ちなみに、ラグドールの毛は細すぎる所為か切れなかったので、アタッチメントは使っていない状態で使用しています。)本来なら、もっと大型の電動バリカンを使うべきなのでしょう。横幅が合ってない…。でも、そんなに気になるかと言われたら、そこまででも…。という訳で、専用の物は買わずじまい。

電動バリカンでカットをした後のプリューシュ。多少ガタガタになっている。

カットした後はこんな感じ。多少、ガタガタではありますが、そこまで見た目に影響は無い筈…。

そうそう、毛をカットするタイミングについてですが、大体、お尻周りの毛が「こんもり」してきて、しっぽが立った時にお尻の状態を確認出来なくなった位でカットをしています。

電動バリカンを嫌がる猫 VS 飼い主

飼い主に抵抗するラグドールのプリューシュ。噛みつこうとしている。

そんな訳で、電動バリカンを使ってヘアカットする事になったのですが、大暴れで大変です。肉球周りの毛を切る時は、まだ我慢してくれているのですけど…。やっぱりお尻周りは嫌過ぎるみたい………。

ノワールさんにプリューシュを抱えて貰って、私がしっぽを持ち上げながら電動バリカンで刈り上げます。合間にプリューシュが鳴こうが喚こうが暴れようが、完全に無視して、ただカットする事だけに集中。幸いな事に、今の所は怪我をさせずに済んでいます。

お尻周りの毛をカットする事で得たメリット

実際に毛のカットをして、「これは良かった!」と思った事は以下の通り。

お尻周りの毛をカットする事で得たメリット
  • 汚れが付きにくくなった
  • 汚れを確認するのが簡単になった
  • 猫砂が付く事も減った
  • 元々、絡まりやすい部分だったので、カットした事により毛玉が出来にくくなった

ヘアカットして汚れが付きにくくなった事は勿論ですが、「猫砂が付く事が減った」・「毛玉が出来にくくなった」事は嬉しい誤算でした。どちらも非常に助かるので、やって良かったと思っています。

最後に

猫の飼育を始めたら、あれやこれやとしなくてはいけない事が増えますね。可愛いだけじゃ、済まされない。

しかし、問題を放置すると困難が増えるという事で、気合と根性で乗り切っていきましょう。最終的には、自分も飼い猫も楽になる筈ですよ。

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