プリューシュは1歳5カ月になりました!

内田彩仍さんの「ミルクとまいにち」を読んで

ラグドールのプリューシュ(横顔)、2019年02月16日12時10分30秒撮影。

内田彩仍さんの本は、醸し出す雰囲気が非常に居心地の良いものばかりなので、つい目がいってしまう事が多いです。今回読んだのは、「ミルクとまいにち /エムシ-プレス/内田彩仍」。この本では内田さんの愛猫・ミルクとクリムについて書かれています。

この記事では読み終えて感じた事を書き記していきたいと思います。

MEMO
猫とのお別れについても書かれてあります。もし、この記事を読んで下さっている方の中で「今はその事に触れたくない…。」とお考えの方は、このページを閉じて頂きます様、宜しくお願い致します。

「ミルクとまいにち」の概要

  • 1991年6月1日生まれのアメリカンショートヘアーのミルク。同年8月5日、内田さんの家族として迎えられる。
  • てんかんの発作が度々起こるものの、ミルクが7歳になる頃には収まる。
  • ミルク、腹間膜リンパ腫により15歳にして亡くなる。
  • ペットショップのサイトにてアメリカンショートヘア-の子猫を見付ける。ミルクと同じ誕生日(6月1日)である事が分かる。
  • 子猫を迎え入れ、クリムと名付ける。クリムとの生活が始まる。

「ミルクとまいにち」を読んで

ここからは読んでみて感じた事を書いていきたいと思います。

清々しい、献身

ミルクの看護をする毎日についての描写では、全くと言っていいほど嫌味というものがありませんでした。看護というのは、やはりどこかしら肉体的にも精神的にも負担がかかってくるものです。でも、どこにも「疲れた」が無い…。

よくありがちな重苦しい愛でもなく、仕方が無いからという義務でもなく、家族の体調が悪くなったからごく普通の事としてお世話をしている…そういう風に感じました。

そして、ミルクとのお別れが来る時までに書かれているのは、「ありがとう」との感謝ばかり…。

いつか私達もプリューシュとお別れする時がやってくる。必ず。その時にプリューシュがどういう状態になっているかは分からない。分からないけど、「いつかの為の心構え」はしておきたい。でも、そのいつかを想定するには、生々しさを感じる程の想像力が自分にはありません。

ですが、沢山ある可能性の中の一つを感じ取る為に、この本は非常に役に立ちました。

「次」という選択肢を選ぶまで

一度でもペット(家族)とのお別れを経験してしまうと、「次」はなかなか考えられない。その様にお考えの方は多いのではないでしょうか。別れの悲しさが心を包む時、切り替え上手にはなれない。

次の子という選択肢を選ぶという事は裏切りだと感じてしまう事もあるでしょう。でも、生きている間、楽しい事や嬉しい事を感じずに生きていくのは難しい。心がその感情を欲した時、人が言う「立ち直り」の時期が来るのではないでしょうか。

そしてそれは、先代に対する裏切りでもなく、誰からも非難される事のない選択肢だという事は、誰もが口にせずとも知っている事だと思います。

死というものと向き合う事も大事ですが、同様に、その後どう立ち直ったのか?について考える事もとても大事。しかし、お別れについては話せても、その後についてまで話せる人は非常に少ない事から、読んで良かった本でした。

「絆」を感じさせる名前

ところで、クリムという名前の由来は先代のミルクから来ています。milkを逆にすると…、klim。もしかしたら説明不要で思い付いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ミルクとクリムは同じ誕生日であり、同じ猫種である事から、縁というものを感じずにはいられませんが、それら全てを繋ぐ名前で凄い…!と思いました。

表紙に「MILK&KLIM」と書いてあるのですが、センスの良さが光っています。正直に言うと、その発想やセンスが羨ましいな~って思いました。

猫用ミルクを飲む、ラグドールのプリューシュ、2019年02月04日23時26分14秒撮影。

プリューシュ「ミルク、美味しいよね!」

いや、名前の話だよ、プリューシュ…………。

作者について思う事

上記の通り、私には得る物の多い本だったのですが、愛猫との別れを書くのは内田さんにとって、とても辛い作業だったのではないか…と、ふと考える事がありました。ここまでの事を正直に、飾らずに書くというのは、悲しみを二度体験する様な事なのでは?と。

作中、クリムとの生活を楽しんでいる事や、ミルクの死をしっかり受け止めた事も伝わってきます。ですが、私自身が心配性な為、内田さん自身について考えずにはいられない…。

内田さんとクリムについてはその後どうなったのでしょうか。調べてみると、以下のサイトにてコラムが記載されていました。
参考 【我が家のイヌとネコ】第8話:内田彩仍さんの愛猫・クリム。かわいい寝姿やリラックスした表情をインテリアとともに。北欧、暮らしの道具店

悲しい事だけが思い起こされるのではなく、楽しい事も思い出せるって教えてくれた人に、優しい日々が続きます様に。

最後に

この本を通じ、改めて猫との生活について考える部分がありました。これから私達がどの様な道を辿って終着点に行くのかは分かりませんが、今、この関係を大事にしようと思います。

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