プリューシュは2023年4月、5歳になりました!

猫用食器の洗い方について

猫用ケージの中でくつろぐラグドールのプリューシュ。青い目をしている猫。

唐突ですが、猫用食器の洗い方、皆さんはどうされていますか。

プリューシュを迎え入れた時、私達には猫に関する知識が無かったので「猫の食器ってどうやって洗えばいいんだ!?」と戸惑いました。今から思えば、あまりにも初心者過ぎる疑問で微笑ましくもあり、どこか滑稽でもあり…。

今回は「猫用食器の洗い方」について、様々な角度から焦点を当て記事にしたいと思います。

猫用食器の洗い方(基本は手洗い)

猫用食器の洗い方は、スポンジなどを使って手洗いで洗います。食器の形状によっては「溝」などに汚れが残りがちなので、しっかり洗いましょう。

また、雑菌が気になる場合は、熱湯消毒や電子レンジ加熱により殺菌をします(電子レンジ加熱は材質により出来ない場合があります。)この時、「洗剤の成分が残ると危険・ニオイが付く」という理由から、塩素系漂白剤は使いません。

MEMO

猫用食器によっては、食洗機対応をうたっている食器もあります。…が、しかし!一体誰が、食洗機で猫用食器を洗うというのでしょうか…。猫用と人間用の食器を一緒に?或いは、別々に?…それとも、食洗機は猫用食器専用にするとか?

いやいや、そんな…。…そんな、まさか………???

猫用食器を洗う為の洗剤は何を使うべきか?

首をかしげるプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「洗剤ってどんなのがあるの?」

さて、では食器を洗う為の洗剤はどんなものが使われているでしょうか。

  • 犬猫用の食器洗い用洗剤
  • 人間用の食器洗い用洗剤
  • 重曹など

以上のものが挙げられます。それぞれ順を追ってみていきましょう。

犬猫用の食器洗い用洗剤

あまりなじみは無いかもしれませんが、犬猫用の食器洗い用洗剤というのが販売されています。ペットショップに通いなれている方なら見た事があるかもしれません。

人間用の洗剤と何が違うのかというと、汚れの質に特化した洗剤だという事です。人間の唾液と違って犬猫の唾液はアルカリ性で、バイオフィルムという雑菌が発生しやすくなっています。これを除去するのに特化した性質の洗剤なんですね。

犬猫用の食器洗い用洗剤に関する私見

犬猫用の食器用洗剤は販売されていますが、個人的にはわざわざ購入する必要は無いかと思います。上記で紹介こそしましたが、やはりお値段が…。売っている場所も少な過ぎますし、もっと気軽に買える犬猫用の食器洗い洗剤があれば、それがベストかなと思います。

後述しますが、人間用の食器洗い洗剤でも何の問題も無かったので、個人的には「犬猫用の食器洗い用洗剤じゃないとダメとは思っていない」です。

人間用の食器洗い用洗剤

普段台所で使っているものを想像してみて下さい。おおむね、それで説明になっていると思います(説明が雑過ぎる!)

詳しくは「液性は中性であり、用途としては食器・調理器具用などの指定がしてある」となりますが、頭にパッと浮かんだであろう、「キュキュット」や「ジョイ」、「チャーミー」などの方が分かってもらいやすいかと思います。こういった洗剤を猫用に流用している方がほとんどかと。

界面活性剤の入っていない洗剤・エコ洗剤(「フロッシュ」とか「緑の魔女」とか)ありますが、それを使ってる!っていう方の話を聞いた事が無いなぁ。重曹が使われているのはそういう背景があるからかもしれません。

人間用の食器洗い用洗剤に関する私見

人間用の食器洗い用洗剤は「値段・入手の手軽さ・使い勝手」などから、猫用食器洗いに向いていると思います。

「人間用じゃないか!」……その通り、その通りなんですけれども、やっぱり使いやすい。だって、それにほら、大きな声じゃ言えないんですけれども、「…猫は人間用の洗剤使ったからって文句言わないしさ~。」

重曹

洗剤代わりに使われている、重曹。「粉を直接振りかけて洗う洗い方」と、「重曹を水に溶かして浸け置き洗いする洗い方」などがあります。エコクリーニングが流行り出してからは、スーパー・ドラッグストア・ホームセンター・100均など、色んな場所で購入出来る様になりました。

重曹に関する私見

重曹に関しては、「使い勝手が難しい」のでお勧めしません。というのも、汚れ落としに関してはコツが要るからです。手慣れた人なら良いのですが、難しいかと…。

重曹を使う場合は、油汚れに対して適量の重曹を使用しなくてはなりません。この適量というのが使い慣れないと分かりにくい…。それに、「食器に対してしっかりスポンジを当てて、重曹の粉で汚れを落とす」という感覚が分かっていないと洗い直さないといけない事も…。

また、重曹で洗うと水ですすいだ後の食器が手から滑りやすくなります。これは重曹を使ってきちんと洗えている証拠でもあるのですが、「食器を割る可能性が高い」という事なんですね。「お子さんがペットの世話をしている」場合などでは、重曹を使っての手洗いはハードルが高いかと思います。

我が家で使っている猫用食器洗いの洗剤は?

我が家では人間用の食器用洗剤(主にジョイのオレンジ)を使っています。

長く愛用していますが、汚れが落ちなくて困ったという事も無ければ、洗剤が残っていてプリューシュがお腹を壊したという事もありませんでした(ちなみに、1回の手洗いで使う洗剤量は2,3滴ぐらい。ロイヤルカナンの油分はこれで落ちます。)

特に不便を感じた事も無いので、おそらくこのまま「ジョイ」を使い続ける事と思います(余談ですが、過去には「キュキュット」を使っていました。ですが、リニューアルされた時に成分が変わってしまったのか、油分が落ちにくくなった様に感じたのです。これはちょっと良くないぞという訳で、「ジョイ」に使用を切り替えました。)

何故、人間用の食器用洗剤を使う様になったのか?について

飼い始めた頃は、「猫専用じゃないと駄目なのか…?」と迷いもしました。ですが、

「人間が使っている洗剤が食器に残っていたから死んだ…なんて聞いた事も無い!」

…。

……。

………じゃあもう、いいか(←!)何かがあったら自分の選択の結果だと腹を括ろう。

という訳で、人間用の食器洗い洗剤を使っています。

MEMO

「洗剤を使わず、そもそも手洗いをする必要の無い解決策」をお探しの方へ。猫用食器を紙皿にしましょう。そうすると、食事の度に紙皿を出すだけで、他は何もしなくていいのです。問題は、猫が紙皿に抵抗感があるかどうかぐらい。

私は最初、「紙皿を使う」というアイディアを思い付かなかったのですが、ネットで見かけた時に「おお、なるほど!」と思ったのでした。一つの解決方法ですね。

猫用食器を洗う為の道具とは?

食器を洗う為の道具は「スポンジ」か「メラミンスポンジ」が使われている事が多い様です。それぞれに見ていきましょう。

1.スポンジ

食器洗いに一番使われているスポンジ。ご家庭の食器洗いでおなじみの、ごく普通のスポンジです。もちろん、猫の食器を洗う為の専用スポンジもありますよ。

スポンジの価格と安く抑える為の工夫について

スポンジの価格に関してですが、高いものでは一個当たり300円以上している一方で、安価なものでは一個当たり15円ぐらい。

驚くプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「スポンジ1個に300円⁉高い!」

もし、安価なスポンジを探すなら100均で探しましょう。他で探すよりも「安く・手っ取り早く・お洒落なものが手に入る」からです。
ちなみに、「100均で買ったけど、もっと安く抑えたいな…。」という方にお勧めなのが「スポンジを小さく切る!」という方法。これでコストを抑えられますね。

安価なスポンジについて説明してきましたが、ここで気になるのが「じゃあ、高いスポンジってどこが良いんだ?」という事です。猫の飼育費用を考えたらスポンジにお金をかけるより他の事にお金をかけたいというのが通常ではないでしょうか。

高いスポンジというのは、キャットフードや猫の唾液などの汚れ落としに特化している事が長所です。例えばこちら。なんと、洗剤無しで汚れも落とすそうです…!キャットフードによっては油分が多いものもありますし、猫の唾液が付いた食器は時間経過と共にヌルヌルが強くなってしまいます。それが洗剤無しで落ちるとなると「猫専用」というのも納得出来る…。

人によっては「猫の食器を洗うのに洗剤を使うのは、ちょっと嫌だなあ…。」という方もいらっしゃるでしょう。しかし、洗剤を使わずに汚れを落とすのは簡単な様でいて意外とコツがいるので、スポンジ一つで解決出来るとなれば高いスポンジを購入するのもアリかと思います。

2.メラミンスポンジ

洗剤要らずで汚れを落とす、メラミンスポンジ。こちらも猫用食器を洗うのによく使われています。

ただ、メラミンスポンジは汚れを削り落とす為、食器の材質によっては傷が付いてしまいます。一度傷が付くとそこに菌が入り込んでしまい、清潔に保つのは困難に…。使用の際には「猫用食器の材質がメラミンスポンジを使っていいかどうか確認してから使う」様にして下さい。

我が家で使っているのは「100均購入のスポンジ」

我が家では100均で購入したスポンジを使っています。何故、100均のスポンジを愛用しているのか?それは、

  • 一袋に6個入っている為、コストを安く抑えられる
  • 一個あたりの値段が安い為、気軽に取り換えられる
  • 短いスパンで新しいスポンジと切り替えているので、スポンジ自体が清潔に保たれやすい

…という理由だからです。本当は雑貨屋さんでお洒落なスポンジ見ちゃったりすると「あ、いいな~。」って、ついつい買っちゃいたくなりますが、ここは我慢。

スポンジを清潔に保つには?

ところで、スポンジ自体を清潔に保つにはどうしたら良いでしょうか。スポンジというのは雑菌が増えやすく、気が付けばなんとなく黄ばんで、嫌なニオイがしてくる…。

色々考えたのですが、やっぱり熱湯消毒が一番手軽だなと思いました。洗剤に浸して殺菌する方法もあるけど、面倒くさ過ぎる…。という訳で、「沸かして余ったお湯を上からスポンジに直接かける」というズボラなやり方でやっています。う~ん、適当ですね…。

また、「そもそもスポンジを清潔に保つ事自体に無理がある」と思っているので、定期的にスポンジを取り換える事で清潔を保つ様にしています。かなり適当でズボラで手抜きですが、今の所、問題が起きた事はありません。

猫用食器を洗ったスポンジの置き場所はどこにする?問題

人間用の食器を洗う為のスポンジと分けて置いています。というのも、猫用のスポンジと触れ合う様な場所に置くのは不衛生じゃないのか?と思ったので。気休めかもしれませんが、今の所、(お腹を壊すといった)問題を感じる事はありません。
ちなみに、真横にスポンジを置くとうっかり猫用スポンジと人間用スポンジが当たってしまう事がありました。ちょっと当たった程度で雑菌まみれで使い物にならなくなる…訳じゃないけど、なんとな~く気になる…。

という訳で、美観的には微妙なのですが、こういった配置になりました。

猫用食器を洗う為のスポンジ。シンクに配置。

左側:人間用スポンジ 右側:猫用スポンジ

100均でスポンジ収納グッズを買ってきて、シンクに取り付けました。これで安心。

最後に

ロイヤルカナンの袋の後ろで眠るプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

ご飯を食べる食器を清潔に保つ事は、飼い猫のお腹を守る為に(!)大事です。「お腹ピーピー」になると大変ですよ………。

毎日・毎食の事ですから、飼い主さんが出来るだけ負担を感じない方法を選ぶ方が良いかと思います。時には便利な道具を使いつつ、気軽に続けられる方法を探してみて下さいね。

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