猫の中でも大型のラグドール。ごはんをあげる為の食器はどんな物が良いでしょうか。出来ればストレスなく、気分良くご飯を食べてもらいたい…。
この記事では「ラグドールが使う食器の材質は何が良いのか」について、サイズや材質について書き記したいと思います。
猫用食器の材質は何があるのか
ペットショップに沢山並んでいる猫用食器。可愛いデザインの物やポップな色の物など、飼い主さんとしては目移りしたくなる所ではないでしょうか。「何にしようかな?」とワクワクする所でもありますよね。
ほんの少しその気持ちを抑えて頂いて、猫が使いやすい食器の「材質」について目を向けてみましょう。概ね、猫用食器にはこの様なものがあります。
- 陶器製
- ステンレス製
- プラスチック製
- (番外編)うどん用のアルミホイル鍋
それぞれのメリット・デメリットを挙げていきましょう。
陶器製のメリット・デメリット
- 作りがしっかりしている
- 重さがあるので倒しにくい
- 洗う時に傷がいきにくい
- 食器自体が汚れにくい
- 汚れを落としやすい
- 熱湯消毒が出来る
- 匂いが付かない
- もし割れたりしたら(猫が傷つきそうで)怖い
- (良いものは特に)そこそこのお値段になる
- 気が付いたらデザイン・色に凝りたくなり「沼」に落ちる可能性がある
陶器製のメリットに関しては、「パパパッ」っと挙がってきました。それだけ陶器製の食器には良い所があるという事だと思います。
しかし、陶器製最大のデメリット「割れや欠け」に関してだけは…、やはり頭を悩ます所ではあります。
ステンレス製のメリット・デメリット
- とにかく、軽い!
- 陶器製と同じく、汚れが落ちやすい
- 熱湯消毒が可能
- 落としても割れないので安心♪
- 軽過ぎるので、蹴倒される
- 気温や食器に盛るごはんの温度によっては、冷たさを感じる事も
- 高さの調節が出来ないので、高さを出そうと思ったら「台」を購入する必要性がある
- 「金属感」がバリバリなので、お部屋の中での主張が凄い
陶器製では「割れや欠け」が心配ですが、ステンレスにはその心配が(まず)無いのが良いですね。全体的にメリットが多く、使用候補にまず挙がってくる材質かと思います。
実際に使って問題になるとすれば、やっぱりひっくり返さないかどうかに尽きるかと。この辺りは猫本人がクリアしてくれるかどうかで使用継続が決まりそうです。
プラスチック製のメリット・デメリット
- 色が豊富!明るい色を選ぶとお部屋の印象が明るくなる♪
- 買い替えやすいお値段の物が多い
- サイズが豊富
- 経年劣化すると黄ばんだり、退色したりする…
- 洗う時にこすってしまうと傷になる
- 匂いが付くと取れにくい…
総じてプラスチック製の良さは、他の物より安いという点から来る「気軽さ」にあるのではないかと思います。実用の部分で良い…という感じがあまりしません。
個人的には、プラスチック製の物を購入するよりも、他の材質の方が良いと思います。
(番外編)うどん用のアルミホイル鍋のメリット・デメリット
- 安い(どちらかというと再利用品になる為、無料ともいえる)
- どこでも売っている
- 地球に優しい
- 溝がある為、洗いにくい
- 直ぐひっくり返される…
- 高さを調節しようと思ったら置き場所を考えるか、下に台を自作するかしかない
- 使用するだけで、野良猫感が「ヤバイ」
- 「食器ぐらい、お金をかけてあげても良いじゃないか…。」と思うし、思われる
割とメンタルに来るデメリットになってしまいました…。
「アルミホイル鍋にごはんを入れて勝手口に置いておく」…味気のある情景にはなりますが、それはそれ。やっぱりご家庭の使用には適していませんよね。
それに野良猫のイメージが強過ぎて、ラグドールがアルミホイル鍋で食べてる状態なんて、ちょっと想像出来ない…。
結論:使用する食器は陶器製が望ましい
猫本人のお好みがあるので絶対とは言い切れませんが、「一般論」としては陶器製の食器が望ましいでしょう。
「割れや欠け」というデメリットを除けば、他の材質よりメリットが多い。何よりもまず、「陶器製は衛生を保ちやすい」というのが一番良いと思いました。
また、衛生面ではステンレス製も素晴らしいのですが、「高さ」の調節が必要だという事がネックとなり、次点候補となりました。
猫が使う食器の適正サイズとは?
食器の材質以外ではどういった事に気を付けて選べば良いでしょうか。それは食器の「サイズ」。猫の頭より少し大きいぐらいが食べやすくて良いとされています。
ですが、プリューシュの場合はここで問題が発生しました。
月齢3ヶ月の頃から使用していた食器は、月齢8ヶ月には合わなくなり頭どころか全体が「ハミ出てる状態」に…。高さも足りず、極端な表現をすると屈んで食べている様な…。これは買い替えなくては!となりました。
ラグドールの子猫、直ぐに大きくなる問題
ラグドールの子猫が小さいのは最初の頃だけ。数カ月もするとグンと大きくなり、サイズ・体重ともに、それまでとは全く違う猫へと成長していきます。
それはつまり、ラグドールの月齢3ヶ月と月齢12ヶ月では身体のサイズが違うという事を指します。極端な例えですが、「Sサイズの猫がXXLサイズになる」と言えるでしょう…。
そうなってくると、月齢3ヶ月の時にピッタリサイズで選んだ食器は、月齢12カ月ではサイズが合わなくなってしまう…。買い換えするしかありません。
そのまま使い続ける事も可能といえば可能ですが、「ごはん」は猫にとって楽しい時間な筈。お金のかかる事ではありますが、出来れば買い替えてあげて欲しいと思います。
プリューシュが使った事のある食器について
ここからは実際にプリューシュが使った事のある食器を紹介したいと思います。
ネココ 脚付き陶器食器 ドライ
- 使用開始時のプリューシュの月齢:月齢3ヶ月~
- 使用開始日:2018年7月9日~
- 使用終了日:2018年12月11日
ペティオ necoco 脚付き陶器食器 ドライフード向きは、ペットショップの店員さんに薦められて購入しました。
実際にごはんをあげてみると、プリューシュは使用上の問題を感じていなさそうでした。…が、この食器は人間にとって非常に使い辛いです…。ひっくり返すと中が空洞になっているのですが、その空洞の形が水の溜まりやすい構造になってしまっているので、拭くのも乾燥させるのも大変。正直、あまり人様にお薦め出来る食器ではないなと思いました。
月齢6ヶ月程度ならまだサイズ的に「何とかなるかな?」程度でしたが、月齢9カ月になると小さくなってしまったので使用終了となりました。
猫壱 ハッピーダイニング 脚付フードボウルLサイズ
- 使用開始時のプリューシュの月齢:月齢8ヶ月
- 使用開始日:2018年12月12日~現在
流石に小さい食器だと可哀そうだ…、という訳でペットショップで購入したのが、猫壱 ハッピーダイニング 脚付フードボウル。猫壱さんの商品は他にもおちつくネットやキャットトンネル スパイラルなどを使った事があり、どちらも非常に便利で良い商品でした。
ペットショップには他のメーカーさんの物もありましたが、
「猫壱さんの商品だったら大丈夫やろ…。」
という安心感があった為、購入しました。プリューシュに使ってもらうと、器の広さ・高さがある分、とても快適そうに食べていました。流石の猫壱さんです!良かった~♪
また、食器を洗う時には洗いやすい・乾きやすい構造になっており、ストレスを感じる事がありません。今までは「ちゃんと乾いてるかな?水が滴り落ちないかな?」ってドキドキしながら使っていましたが、今はもう気にする事はありません…!
子猫の頃から使用するにしては大きいですが、月齢8ヶ月のプリューシュには丁度良い大きさです。買い替えて良かった。もしラグドールの使用する食器で迷われている方には、一度お試し頂けたらと思います。
定期的に限定の柄が登場している様です。桜やFUJI、ハローウィンなどなど…。飼育されている猫の個性に合わせて柄を選んであげるのも良いかもしれません。ちなみに、プリューシュは元気いっぱいで好奇心旺盛な性格ですので、星柄にしました。
最後に
今まで猫の飼育をした事が無かったので、猫の食器についてここまで深く考えた事はありませんでした。
しかし、振り返ってよく考えてみると、自分も日常的に使う食器にはこだわりがあります。そして、使いにくい食器はやはり好んでは使っていないなと。
プリューシュの気持ちがいつでも全部分かる訳ではありませんが、出来る限り細かく観察して、必要な食器を用意してあげたいと思います。