プリューシュは2023年4月、5歳になりました!

猫の耳毛(タフト)はカットするべきか否かについて

ラグドールの子猫が右下を眺めている写真。2019年01月01日12時54分11秒撮影。

可愛いラグドールの両耳…そして、そこからフサフサと左右に伸びる耳毛。今回はこの「ラグドール(猫)の耳毛」に焦点を当てて、記事にしたいと思います。

補足・この記事では耳毛(耳の中の毛)=タフトを指しています。

ラグドールの耳毛はどんな毛?

ラグドールの耳から生えている毛は触ると硬い毛です。ここでちょっとプリューシュに触らせてもらいましょう…、ヒゲほどには硬くないものの、柔らかな体毛と比べるとハッキリ硬いな~って分かります。

生後3ヶ月の頃でも存在感はあったのですが、月齢を重ねる毎により一層「フサフサ」になってきました。

ところでこの伸びる耳毛ですが、どれ位伸び続けるのかというと…耳の横ラインを越えて長~く伸びます。ある程度伸びきったら「伸び終わり」ますが、ちょっと長すぎるかも…。

それはそれで自然で可愛いのですが、「耳毛が長いと耳垢が出やすい」「耳の掃除をする際に耳毛が長いと邪魔になる」ので(注・プリューシュは暴れん坊です)早く終わらせるためにも耳毛をカットしています。

耳毛のカットについて知ったきっかけ

猫のトリミングで調べた時に、お店によって「耳毛カット」があると知りました。それで、「あ、これはやらないといけないのかな…?」と思ったのが最初です。プリューシュがお家に来て直ぐ、訳も分からず色々調べまわっていた頃なので、生後3ヶ月か4カ月頃になりますね。

その頃はプリューシュが大暴れしていて落ち着きが無く、「自分達ではなくプロの手に任せるべきなのでは…?」と考えていた頃でした。

ラグドールのプリューシュ、顔をしかめている所。2018年11月24日17時48分14秒撮影。

プリューシュ「そんな事、知らなくてもよかったのに…。」

ちなみに、トリミングの耳毛カットは「全体のコース内容」に書かれており、耳毛カットだけでいくらかかるのかは全く分かりませんでした。まぁ、耳毛のカットだけでトリミングをお願いする人もいないと思うので、当然かな…。

耳毛のカットをする事によって得たメリット

耳毛のカットによって得られたメリットについてご説明します。

メリット1「耳掃除をするのが楽になった!」

耳毛が伸び過ぎていると、耳毛を手で除けてから耳の中をふき取り掃除しないといけません。耳毛が短いとその作業が楽になると気付きました(耳毛を手で除けるだけなのですが、暴れやすい猫って大変ですね………。)耳掃除は出来るだけ素早く終わらせたいので、これは良かったと思います。

メリット2「耳垢の量が(少し)減った!」

耳毛がある方が埃よけになって、耳垢が減るのではないかと思っていました。ところがどういう訳か、耳垢の量が減った気がします。耳を掻く回数も減ったような…。

もしかしたら、耳毛が長すぎる事によって、耳の内部が蒸れやすく汚れやすいのかもしれません。耳毛が「耳の蓋」になっているのかも?

メリット3「耳の中が汚れているかどうかを目視で確認しやすくなった」

耳毛が長い時には、耳の中を見る事が難しかった…。耳の中を覗き込むようにするとプリューシュが訝しがって動いてしまうので、角度を変えたり、再挑戦してなんとか確認していました。

プリューシュ「…見られてる?」

でも、耳毛が短いと、ふと横を向いた拍子に奥まで「ズトーン!」で覗き込めるので(笑)耳垢の確認が楽になりました。

カットは絶対やらなくちゃ駄目?

耳毛をカットする事によって得られるメリットについてお伝えしました。

では、耳毛のカットは絶対しないといけないのかというと、個人的には「必須ではない」「無理そうだと思ったら、(むしろ)やらない方が良い」と感じています。

我が家の場合では、「耳の中の確認がしづらい事」や耳掃除の際に「あまり長いと綺麗に拭き取れなくて邪魔だなァ~。トリミングに耐えられる子でもないし…。じゃ、切ろうか。」ってなったというだけで…。

どちらかというと耳毛のカットよりも、耳掃除や爪切りの方がよほど「しなくてはならない」事だと感じます。絶対カットしなくてはいけないかというと、そうではない。

実際、耳毛カットはとても危険です。もし、やらなくていい状態なら、カットしない方がケガを回避出来て良いと思います。

「耳毛カットするかどうか」で困っている方へ

この記事を読んで下さっている方の中には、「どうやって猫を飼育すればいいのか分からない…。」と途方に暮れている方もいらっしゃるかと思います。色んな情報が挙がっているので、混乱されているかもしれません。

人によっては「こうする方がいいってネットで書いてあったし、そうしなくっちゃ!」とか「もう!やらなきゃいけないのに、なんで出来ないの!?」とか、思いつめる事もあるかと思います。

ですが、耳毛カットに関しては「優先順位の低いペットケア」だと思いますので、飼い主さんが無理してなさる事は無いですよ。耳毛のカットよりも耳掃除(=耳の衛生を保つ事)の方が大事です。

耳毛のカットをセルフで行う場合

ここからは、「耳毛のカットをする方がいい」と判断された方に向けて、どうやって耳毛をカットするのか・長さはどこまでなのか…などについて書き記したいと思います。

耳毛のカットは「手早く・確実・安全に!」

耳毛のカットについては参考になる書籍等が見つからなかったので、自己流でやりました。プリューシュが完全に寝静まった時、耳の横側ラインからはみ出ている毛をハサミでカット。一度で両耳の毛を切るのはプリューシュが起きてしまって難しいので、片方の耳ずつカットしています。

耳毛カットの注意点

カットの際、ハサミで耳毛を触り過ぎると起きてしまいます…。ハサミが耳や耳毛に無駄に当たらない様に、また、くれぐれも耳を切らない様に安全を確保しながら切ります(今の所、ケガをさせた事はありません)

ラグドールのプリューシュ、正面から真っ直ぐ見ている時の顔。2018年10月05日22時01分17秒撮影。

プリューシュ「本当に危ないから気を付けてね!」

どれ位の長さを切るのが妥当?

そもそも、毛があるという事は「耳を守る」為にある筈なので、耳毛カットは絶対ではない筈。そう考えると、ほんの少し切る程度で良いのではないでしょうか。例えば、「根元からカット」は防御力ゼロになってしまうので、「やり過ぎ」という気がします。

ですので、耳毛のカットは「不要な部分を無くすぐらい(=はみ出ていると感じる部分を無くすぐらい)」が丁度いいでしょう(実際、耳毛を整えてある猫を見た事がありますが、「少し切り揃えてある」長さでした)

一度切ったら次はどの位の間隔で切ればいいのか?

これは難しいですね…。というのも、ネットでは10日に一度という記述が見られたのですが、そんなに頻繁じゃなくても?という気がしています。

毛が伸びやすい猫か・老猫かどうか…など、個々の条件は変わってくるので、◯日で切るというよりも猫の状態を見る方が良いかもしれません。

参考までに、我が家のラグドール(長毛種・ 幼猫 )では、「一ヶ月に一度切るか切らないか」ぐらいです。

耳毛カットには何を使う?

耳毛カットする際に使う道具は、「ごく普通のハサミ」でカットしています。100均で売ってる、何の変哲もない普通のハサミ。

耳毛カットには人間の眉用ハサミが良いらしいのですが、眉用だと長さが足りなくて何回も「チョキチョキ」しないといけないから使っていません。

とにかく早く終わらせる為に、「チョキチョキ」じゃなく、「チョキ」で済むハサミを選びました。

出来なかったらプロに任せるという手段

「耳毛カットが必要だと思うけど、自分では怖い…。」…本当に危ない作業ですので、プロに任せる事も考えてみては。何事も無理は良くないですし、お金で解決出来るならお金で解決しましょう。

こういう風に書くと抵抗がある方もいらっしゃるかも。ですが、こう考えてみては如何でしょうか。お金で解決するっていう事はつまり、その瞬間が「お金の出番」だと。その事を知って欲しいなと思います。

耳毛のカットを無理してやって、猫が傷ついたら飼い主さんはどう感じるでしょうか。「どうしよう!?自分の所為で…!」って思う筈。猫も傷つきますが、飼い主さんだって傷つくのでは…。

そういった事を踏まえると、最初からプロにお任せする(=お金を遣う)っていうのは、悪い事じゃないな~って私は思います。

プロに任せられないけど、暴れる猫にカットも出来ない時

出来なかった耳毛のカット。これが可能になったのは、飼い始めの頃よりもプリューシュが家と私達に馴染んだからじゃないかと思っています。最初は緊張の為か、睡眠している様で熟睡してない事も多く、とてもじゃないけど耳毛カットなんて…。今でこそ完全な熟睡をしてもらえていますが、あのままだと無理だったと思います。

また、最初の頃は「触んなァァァァァ…!」っていう感じで嫌がられましたが、徐々に、本当に「徐々に」、少しずつ身体に触れる事を許してもらえて、カットが出来るようになったと感じています。

とにかく、時間と手間を掛けるしかありません。最初から結果を求めず、失敗して(=噛まれて)繰り返していく内に出来る様になりました。諦めなければ結果に繋がります。「いつか」を信じて、頑張って下さい!

後日談

2019年8月現在、1歳3ヶ月になったプリューシュの耳毛カットはしなくなりました。

というのも、「2,3週間に1回のお風呂タイム」に耳掃除が出来る様になったからです。

濡れたコットンで耳掃除をされる猫(ラグドール)のプリューシュ。

元々、耳毛カットは「耳の清潔を保つ為」という目的の為にしていた事なので、耳掃除自体が出来る様になったのであれば、わざわざリスクを冒してまでカットする必要がありません。

やはり、生体に刃物を向けるというのは、「傷つけそうで怖い」と思っていたので、それをする必要が無くなったのでホッとしています。

最後に

猫の耳毛カットに関しては、「どうやって猫の耳を清潔に保つのか」から始まり今のケア方法に辿り着いた訳ですが、終着点に辿り着いた今でも「飼育って難しいな…。」と思うばかりです。自分が猫の飼育をした事が無かったからそう思うのか、それとも生真面目なだけなのか…。

何はともあれ、プリューシュが清潔・快適に日々を過ごせるように尽力したいと思います。

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