プリューシュは2023年4月、5歳になりました!

猫をブリーダーから買うのは意外と難しい?その理由とは

顔をしかめるプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

「猫を買うなら、やっぱりブリーダーよね!」よく聞くのはそんな話。でも、ブリーダーから猫を買うのはハードルが高くて…?

今回は、「ブリーダーから猫を買うのは難しい理由」について書き記したいと思います。

ブリーダーから猫を買うのが難しい理由

見つめるプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「みんなで一緒に考えよう!」

ブリーダーから猫を買うのが難しい理由
  1. 猫種を決めてからでないとブリーダーを探しづらい
  2. そもそもブリーダーが近くにいないと買いづらい
  3. ブリーダーが遠方にいる場合は自宅まできてもらうか、どこかで落ち合うか、自分から出向かないといけない。その上で、もし購入をやめたい場合は断りづらい
  4. ブリーダーが提示する生体価格が適正かどうか分かりづらい
  5. 良いブリーダーかどうか素人では判別出来ない
  6. 何か問題が起きた時は「対個人」での話し合いになる

それぞれに見ていきましょう。

1.猫種を決めてからでないとブリーダーを探しづらい

ブリーダーから猫を買うとなったら、まず、「どういった猫種を買いたいのか?」を決めてからでないとブリーダーを探せません。これが、ブリーダーから猫を買うハードルの一つです。

ある程度、猫に関して知識があり、「この猫種が良いな!」と自分で選択出来る人ならば、猫種を決める事に抵抗が無いかもしれません。ですが、そこまで猫に詳しい人ばかりではありません。

「まずは猫種に関して知りましょう。そして、その中から自分の育てたい猫種を選びましょう。」という第一段階を踏まなくてはならないのです。これは、「ふわっとした気持ちで猫を買う」というのとは違いますから、人によってはハードルが高いだろうなと思います。

また、何の前知識もなく「その時の出会い」で猫種を決める人もいる訳ですから、そういう所も難しい点かなと感じます(この「猫種を決めずに猫を買うのか?」については議論が活発ではありますが、ここでは省略します。)

2.そもそもブリーダーが近くにいないと買いづらい

考え込むプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「距離が近いって大事やで。」

ブリーダーさんの所に出向くのって気後れしませんか。ペットショップほど身近な存在ではないので、心理的に「遠い」というか………。おまけに、実際に自宅からブリーダーさん宅までの距離も近くないとなると、ますます「遠い」。

壁を見つめるプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「適度に近くないと、上手くいかん事の方が多いねん…(意味深)」

こうなってくると、「絶対、このブリーダーさんの猫を買うんだから!」っていう強い意志が必要になってくるかなと思います。

3.ブリーダーが遠方にいる場合は自宅まできてもらうか、どこかで落ち合うか、自分から出向かないといけない。その上で、もし購入をやめたい場合は断りづらい

2の理由に重なっているのですが、「遠いと色々難しいよ?」という話。いざ、購入を断念するとなればなおさら。

だって、わざわざ購入する予定で連れてきてもらって、実際に顔を見たら「あ、やっぱりやめたい…。」となっても、なかなか断りづらいと思いやしませんか…。現実には「お好みでなかった場合は断っても大丈夫」な訳ですけれども、私だったら無理だなァ…。

「すみません、思ってた猫と違ったのでやめます。」って?「わざわざご足労頂いたのに残念ですが。」って?…それが出来る鋼のハートをお持ちの方はいらっしゃるんでしょうか。いや、まぁ、言いにくくてもそうするしかない訳なのですが………。

4.良いブリーダーかどうか素人では判別出来ない

色んな人が簡単に言います。「良いブリーダーから買いましょう!」って。でも、そんな簡単に良し悪しって分かるものでしょうか?少なくとも私には分からない…。

テレビなどでブリーダーさんのお宅紹介を見ましたが、皆さんとても熱心に猫を育てている様子でした。何度も掃除して清潔にし、子猫が体調を崩したりしない様に環境を整えています。そして、一日中「猫中心」の生活を送って、生涯ずっと寄り添い続けている様に見えました。そんな様子を見ていると、(たとえテレビの編集によるものだったとしても)どの人も「良いブリーダーさん」に見える…。

…どこを見て「良い」と思い、「悪い」とすればいいのか分からない………。

色んなブリーダーさんの所に出向いたら、自分の中での基準というものが出来るのかもしれません。ただ、いずれにせよ、私には判別の難しい話だな、と思いました。

5. ブリーダーが提示する生体価格が適正かどうか分かりづらい

「マジで引く」プリューシュ。ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「マジでその値段!?」

ブリーダーが販売するサイトを見ていたのですが、時に、「え?何故、この価格に?」と思う事があります。

多分、同時期に生まれたと思われる子猫が一匹だけやけに安く(或いは高く)売られている…。その理由は一体何なのでしょうか。当然、理由なんて書いてない訳ですから、購入者としては「モヤモヤ」ですよね。こういった辺りが、購入を考える段階になってくると引っかかりになるかと。

ペットショップではおそらく兄弟だろうなぁ…っていう子猫が、一匹だけ安いのを見ると、(言葉は悪いですが)見劣りする容姿だったり、見るからに成長が遅く病弱そうな子だったりします。これは実際に足を運んでみれば、見比べる事が出来るので(目利きじゃなくてもなんとなく)分かります。

ですが、ブリーダーのサイトからそこまで分かるかというと、う~ん…。個人的には「写真写りが良い様に見せられていたとしても分からない」。(何かしら事情があっての)適正価格かどうかは分からないと思います。

ここではブリーダーの販売サイトを例にしてみました。この例の様に価格が妥当なのかどうかは分かりづらいものがあります。提示された価格に納得出来るかどうかで「ブリーダーから購入するのかしないのか?」の判断が分かれる所になるでしょう。

6.何か問題が起きた時は「個人対個人」での話し合いになる

購入後に問題が起きてしまった場合は、「ブリーダーと購入者」の「個人対個人」での話し合いになります。

一方、ペットショップは店舗数が多い「一企業」が経営されてる場合が多く、話し合いにもマニュアルがある様です。店員の対応にも一つ一つ方針が決まっているので、下手な話し合いにはなりづらい傾向にあります(あくまで傾向ですが。)

一方、ブリーダーは個人でされている方が多く、こういった交渉事に関して上手にこなせる人でなければ話し合いは泥仕合に………。

ブリーダーから購入する難しさは、こういった所にも表れてくるでしょう。

喧嘩前のプリューシュ。勝ち気なラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「ええか?猫の世界では目と目が合ったら『ファイッ!』やねんで!」

私「喧嘩を煽らないの!」

「シャルトリュー」を購入しようとして断念した話

ブリーダーから購入する難しさについて書いてきました。ここからは、実際に私達が購入しようとして断念した話を書こうと思います。

呼びかけるプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

プリューシュ「みんなあぁぁぁ!飼い主が浮気しようとした話しするってーーーーーーーー!」

私「…やめなさい!」

プリューシュを迎え入れた頃、もう一匹どうだろうかという話の流れになって、「シャルトリュー」という猫をブリーダーさんから購入しようとした事があります。

結果から言うと買わなかったのですが、なかなか難しいものを感じましたね…。シャルトリューを取り扱っているブリーダーさん自体が殆どいらっしゃらない。そして、少ない中でも見つけた一番近いブリーダーさんとも結構な距離が…。自宅からかなり遠い場所でしか落ち合えないので日程調整なども難しく、これは貰い受けに行くのだけでも難しい…となってしまった訳です。

仮に、かなり頑張ってその点をクリアしたとして、買おうとしているシャルトリューが本当にそこまでして「買いたい猫」なのか断定出来ない…。いや、可愛い、実に可愛いんだけれども、「買うとしたらこの子だよね。」って思うほどだけど、もし実際に会ってキャンセルしたくなったら???キャンセルしてもいいって書いてあるけど、…これはもう、「完全に買うと決めて買う」状態なのでは………。

私はチキンなので引け腰になってしまい、結局、この話はお流れになってしまいました。

ブリーダーから犬を購入した時の話

そんな訳でシャルトリューをブリーダーから買う話はなくなりましたが、過去にブリーダーから生体を購入した事はあります。子供の頃に犬を飼っていたのですが、その時はブリーダー経由で買いました。

そういう過去の経験もあり、「ブリーダーから購入する事のハードル」というものは感じていなかったのですが、今思えば、この時は「ブリーダーさんと親につながりがあった」・「出向いていける距離だった」・「そうそう珍しい犬種ではなかった(=ブリーダーの数も多かった)」ので、ハードルを感じていなかっただけなのかも…。

一連の流れから思うに、買おうとする動物、ブリーダーとも良い巡り合わせが無ければ、すんなりと購入という流れにはならないなぁ…と感じました。

最後に

振り向くプリューシュ。ラグドール・ブルーポイントミテッドの猫。

この記事を書きながら、ブリーダーから購入する難しさを改めて感じました。出会えなかったシャルトリューは、元気に過ごしているのかな…。もう私はブリーダーから購入する事はないかもしれません。

…ただ、完全に矛盾しているのですが、いざその時に「巡り合わせ」があったなら、全てのハードルを越えてブリーダーから購入するだろうな…という事も、感じました。もし、そこまで思える出会いがあれば凄いなと思います。

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