プリューシュは2023年4月、5歳になりました!

猫(ラグドール)に首輪を着けるべきか否かについて考える

プリューシュとの生活が始まり、少し落ち着いてきた頃。私達は迷っていました。

「プリューシュの首輪、どうする…?」

完全室内飼いを推奨されているラグドールに首輪は必要なのか。今一つ必要性を感じないまま、何とな~く着けた方が良い様な気もしていて、揺れていました。

今回は、猫の首輪に関して、メリット・デメリットの観点などから着用するべきか否かを考察していきたいと思います。

猫の首輪に関するメリット・デメリットについて

そもそも、猫に首輪は必要なのでしょうか。首輪をするメリット・デメリットについて挙げていきましょう。

猫に首輪をするメリット

猫に首輪をするメリット
  1. 迷子になった時など、本人を特定する手がかりになる
  2. 室外飼育をしている場合、飼い猫だと一目で分かるので保健所などに保護される可能性が低くなる
  3. 小さい猫の場合、鈴のついた首輪などをしていると家の中でどこにいるのか分かりやすくなる
  4. 猫の写真を撮る時に見栄えがグッと増す
  5. 首輪をしていると、より一層、他の人から覚えられやすい
  6. 首にフィラリアの薬などを滴下した場合、猫が舐め取ろうとするのを予防出来る

こうして挙げてみると、「もし家の中から猫が出て行ったら…。」という危機対策の為に首輪をする最大級のメリットがあると言えますね。迷い猫になった場合、マイクロチップを埋め込んでいれば動物病院などで識別して貰えますが、それは絶対そうして貰えるとも限らない訳で…。首輪に飼い主さんの情報を記しておけば、手元に戻ってくる可能性もグッと上がります。そう考えると、首輪は大事とも考えられます。

3に関してですが、飼い主さんが思いもよらない様な隙間に隠れちゃってどこにいるのか分からない場合に、音が鳴る首輪をしていると非常に助かります。また、常に猫の現在地が分かると、うっかり踏んづける危険も減るので安心感がありますね。

4に関しては、猫にとってというよりも、飼い主さん寄りのメリットですね。飼い主さんが外見上、首輪をしている方が良いと感じるかどうかでメリットになるかどうかが決まります。

6の「薬を舐め取ろうとするのを予防出来る」ですが、一応メリットとしては挙げられるのですけれども、プリューシュがフィラリアの薬を使った時、首輪をしていない状態でも問題は無かったので、絶対的メリットとは言いにくい…という事は書いておこうと思います。

猫に首輪をするデメリット

猫に首輪をするデメリット
  1. 首輪による事故が起きる可能性がある(最悪の場合は死亡する事も)
  2. 首輪を着けている事により、毛が絡まったり、抜けたり、皮膚病になったりする
  3. (個体差によるが)そもそも、音が鳴るし重たいし、猫としては着けたくない

「首輪が何かに引っかかって首吊り状態になり死亡」など、首輪を着けていた所為で最悪の結果に繋がった…というパターンを考えると、上記のメリットは全部吹っ飛ぶくらいのデメリットですね………。

2の場合ですが、首輪の下で毛が絡まっても丁寧なブラッシングでどうにかなります。毎日ブラッシングしていれば、首輪を着けていても対応出来るかと。問題は、ブラッシングをさせてくれない猫である場合。この場合は、飼い主さんの手間がかかるのでやめておく方が無難かと思われます。

また、皮膚が弱い・或いは皮膚病になってしまうなどは、長時間の首輪着用に身体(皮膚)が耐えられないという事だから、無理強いしてまで首輪を着けさせない方が良いでしょう。

3の場合は、猫にとって首輪がストレスの元になる訳だから、首輪の着用はやめておいた方が良い…という事になります。

メリット・デメリット、両方の観点から考える

メリット・デメリットの両方を挙げてみた訳ですが、どちらにも「そうだな。」と思わせる理由があり、甲乙つけがたい…。どう考えても、首輪を着ける事によるメリットが勝る…となれば良かったけど…。

実際、プリューシュに首輪を着けてメリットがあるのかどうかについて、日常生活を観察しながら考えてみる事にしました。

ラグドールに首輪は必要なのか?問題

冒頭述べた通り、ラグドールは完全室内飼いを推奨されており、私達もその方針で育てています。現在、プリューシュの生活範囲は居間と台所になります。基本的にそこから出る事はありません。

私達が居間から出る時など、部屋移動の際には細心の注意を払っております。とはいえ、部屋間移動の際に、スルッとすり抜けて廊下から出る事はありますが、そこから外に出られる様にはなっていない為、屋外に出る事はありません。

となると、屋外に出ないという事は、迷い猫としての見分けを着ける為に首輪を着ける必要性が皆無という事だから、メリットのいくつかは消えます。

あと、プリューシュにはマイクロチップを埋め込んであるので、一目で見て分からないものの、迷い猫になった場合は飼い主特定して貰えると思います(…と、思いたい)

最近、マイクロチップの埋め込みが義務化された事もあり、「迷い猫を拾った後、マイクロチップの確認をするかどうか」で言えば、これから先は「マイクロチップの確認」がごく普通の事として浸透していくのではないかと考えています。


参考
犬猫にマイクロチップ義務付け=虐待罰則も強化-改正動物愛護法成立時事ドットコム

また、ラグドールは基本的に6kg以上の巨体(!)なので、1歳迎えてしまえば、身体が大きくなっており、家の中で「どこ?」という事も滅多にありません。適当に見渡せば、発見出来る………。

…と、ここまで考えて、「アレ?じゃあもう、着けなくてもいいんじゃ???」となった所、私達はプリューシュには首輪を着けられない根本的な理由がある事に気付きました。

ラグドール、致命的に運動音痴

ああ…。こんな事実を全世界に向かってお伝えしなくてはならないとは…。

日頃、プリューシュを観察していて思うに、「この子は猫として本当に大丈夫なのか?」と疑問に思います。野生では絶対に生きていけないレベルの運動神経じゃないか………。

ラグドールはおっちょこちょいで、運動神経が鈍くて、危機意識が低くて、うっかりが多い猫だという事は有名ですが、本当にそうだとは!

一緒に遊んでいたら、勢い余って壁にぶつかる。おもちゃを追いかけ、滑って転ぶ。低い場所からでも、足を踏み外す。…枚挙にいとまがない!何度ハラハラした事か!

ここまでの状態だと首輪による事故が起きかねない…。

憤慨するラグドールのプリューシュの画像。

プリューシュ「めっちゃくちゃに言われとる!」

首輪が引っかかる事による事故を防ぐ為に、ある程度の力がかかれば外れる様になっている、セーフティーバックルの付いた首輪もあります。

こういった商品になります。

多分、そういうのを使えば問題無いとは思うものの、プリューシュを見ていると不安が。最早、どんな対策をしている首輪であっても着ける事すら怖い………。

最後に

そんな訳で、プリューシュに首輪を着ける事はやめる事にしました。

きっとプリューシュに似合う可愛い首輪もあっただろうと思います。飼い主としては、そういう首輪を探したり、着けてあげたりする楽しみもありましたが、本人に向いていないので…。

これから猫の首輪を着けようか迷っている方の、何らかの参考になれば幸いです。

プリューシュに似合うかなと思って見ていた候補の一つ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です